デジタル コラボ事業を強化・拡大 全国11カ所で「コクピットソリューション展」開催

デジタル(大阪市住之江区南港東8―2―52、tel06―6613―1101、大谷宗宏社長)は、コラボレーション事業強化策の第1弾として5月26日から7月9日まで全国11カ所で、協業メーカー10社と「コクピットソリューション展」を開催する。同展は、ユーザーに密着したピンポイント的なシステム、1ストップソリューションを提供するもので、3000人の集客を目標に協業による相乗効果で事業の拡大を図る。

同社は、表示器を利用した工場現場のソリューションを自社のみならず、様々なメーカーと協力し提案を行ってきた。

各メーカーのFA機器と表示器を接続する際に必要な操作画面(コクピットパーツ)を、機器ごとに同社のホームページからダウンロードできるサービスや、PLCユニットなどのコントローラを介さずに、ダイレクトにFA機器と接続できる表示器「LTシリーズ」などを開発、提供を行ってきた。こうした協業により、複数のメーカーのFA機器を表示器で繋ぎ、作業効率を向上させるなど、表示器メーカーの特性を活かしたソリューション提供を積極展開している。

このほど、コラボレーション事業強化として開催されるコクピットソリューション展は「製造現場のコクピット」をテーマに、機器の展示や接続デモンストレーションを行う展示コーナーと、表示器を軸としたものづくり現場ソリューションの提案セミナーコーナーで構成されている。

展示コーナーでは、表示器の展示だけでなく、昨年度から開始したコラボレーション事業で協力している協業メーカー10社のFA機器との接続によるリアルタイムな生産情報管理や、設定工数削減デモなど、様々な事例デモを展示する。

また、セミナーでは、表示器を軸としたものづくり現場のソリューション提案について、業務効率改善や情報の可視化、各機器の統合的な制御やメンテナンスについてのポイントを分かりやすく説明する。

同展は、同社が以前開催していた「プロフェイスフェア」と比べ、よりユーザーに密着したピンポイント的なシステム・ソリューションを提供するものである。同社では同展を通じ、ユーザー自身にネットワーク化による作業効率の改善や、1ストップソリューションの提供を行い、他社とのコラボレーション事業の強化をさらに推進していく方針。

同展に協力する企業は、アイエイアイ、エニイワイヤ、アロー、エム・システム技研、オプテックス・エフエー、オリエンタルモーター、三明、東芝機械、横河電機、安川電機の10社。

開催日は、5月26日に静岡県・富士ロゼシアター、28日に名古屋市・名古屋国際センター、6月1日に石川県・石川県地場産業振興センター、4日に大阪市・ドーンセンター、6月15日に神奈川県・プロミティあつぎ、17日に横浜市・横浜ラポール、22日に東京都・BIZ新宿、28日に埼玉県・ラフレさいたま、7月1日に宮城県・名取市文化会館、6日に広島県・広島産業会館、9日に福岡市・福岡商工会議所。

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