米・エシェロン社は、LONWORKS制御ネットワーク技術の核となる「LONWORKS
Neuron(ニューロン)チップ」の使用個数が世界で9000万台に達したことを明らかにした。
また、同時に次世代プラットフォームLONWORKS2・0関連製品の出荷も開始した。
LONWORKS技術は、ISO/IEC14908で規格化された次世代型制御ネットワークを実装し、スマートなエネルギー管理ソリューションを構築するための技術。
過去20年以上にわたって、スマートで省エネルギーに対応したシステムを構築し、各種制御機器やソリューションを組み合わせることで数百万の人々の日常生活の信頼性、快適性、安全性、自動化を推進。LONWORKSネットワークによって、ビルシステムにおける空調、照明、セキュリティシステムの制御、地下鉄車両のドア開閉、照明、表示灯等の自動化などを図ってきた。
今回出荷開始した2・0プラットフォームは、高機能でより高速、簡易なインストレーションが可能。
旧バージョンに比べ、システム全体で50%までコストを削減でき、従来のLNSネットワークオペレーティングシステムによるネットワーク構築に必要とされていたデバイスクレジットも不要になる。
なお、日本ではエシェロン・ジャパン(東京都港区虎ノ門5―11―2、tel03―5733―3320、澤近房雄社長)がサポートしている。