IDECは、PETボトルやビンなどの透明体を安定検知する新シリーズ「SA1E―X形透明体検出用光電スイッチ」16機種を発売した。ケーブルタイプ1メートル1万3800円、2メートル1万4200円、5メートル1万5200円。コネクタタイプ1万4800円。専用リフレクタ1000円。
同社が透明体検出用光電スイッチを発売するのは初めてで、新製品を切り口に、同社では光電スイッチ全体の売上高20%~30%のアップを目指す。
近年、PETボトルの生産量の増加に伴い、ボトリング装置や充填機では、通過の有無を確実に検知するセンサの要求が高まっている。
SA1E―X形透明体検出用光電スイッチは、同社独自の光学設計技術を駆使し、同軸偏光回帰方式によりワークの凸凹や傾きに影響されず、PETボトルなど光量減衰の小さなワークを確実に検出する。
投光スポットを小さくすることで、光軸の僅かなズレなどによる誤動作を防止し、狭い間隔で連続してボトルが流れてくるような場合でも確実にボトルをカウントする。
応答速度は500μsを実現、ワークの通過速度を上げても安定した検出が可能。
検出距離は、従来1メートルが主流であったが、SA1E―X形は0~2メートルと幅広い検出範囲なので、個々のビンやPETボトルから大型パレットにまとめた状態まで幅広く対応できる。
保護構造IP67対応で、ラインごと丸洗いする食品ラインや、水がかかるアプリケーションに最適である。標準/小形/超小形の3タイプを準備、各アプリケーションに合わせての提案が可能。
ボトリングやパレタジングなどの搬送設備、充填機のカップ検出や容器検出、透明フィルムやDVDケースなどのパッケージング、半導体製造装置などのウエハ検出など幅広い用途に適用できる。