キムラ電機(東京都品川区西五反田7―9―5、tel03―3492―8511、藤岡康太郎社長)の関東地区の販売代理店で組織する「関東キムデン会」は、第35回総会を23日、東京・五反田のゆうぽうとで開催、代理店16社の社長や幹部社員ら約40人が出席した。
今回は総会と合同大会を統合して開催した。
冒頭あいさつに立った藤岡社長は、「桜に雪といった異常な気候が続き、一昨年のリーマン・ショックによる景気後退の影響があらゆる産業に影を落としている。当社もこの影響を受けて昨年前半は大幅な落ち込みになったものの、下期頃からは様変わりとなって品物が間に合わないといった状況になっている。
一般産業用の落ち込みに比べ電力、公共関連はけっして良いわけではないが堅調に推移しているのではないかと思う。
主力の端子台、表示灯も環境問題に伴う低炭素化社会実現で色々なニーズが出ており、それに対応した開発を進めていきたい。代理店の皆さんの支持と知恵をお借りしたい」と述べた。
続いて、藤岡利之取締役営業部長が営業報告を行い「2010年2月で第56期が終了した。表示灯・端子台の販売は減少したものの発電所、鉄道関係向けでアナンシェータや表示灯の引き合いが堅調であった。
今期は、前期比売り上げを15%以上を伸ばすことを目標に掲げている。電力、鉄道、環境関連を中心にLED表示灯などの拡販に注力していく。今秋には複合ターミナルなどの新製品発売も予定している」と述べた。
その後、恒例の講演会に移り、講談師の神田陽司氏が「テクノロジーと坂本竜馬の思想」「講談版坂本竜馬伝」と題して行った。
坂本竜馬ブームが起きているだけに、講談師ならではの迫力ある話ぶりで出席者を魅了した。