山武は、ブラジル・サンパウロ市に現地法人「アズビルブラジル有限会社」(予定)をこの夏に設立し、10月を目途に事業を開始する。
新会社の資本金は130万ブラジルレアル(約6500万円)の予定。社長は現地在住者から任命する計画で、社員数も含め現在調整中。
当初は現地日系企業の工場のメンテナンスサービスを中心に活動し、順次、現地ローカル顧客向けに製品販売を展開していく。
同社は、重点市場である中国、東南アジアをはじめとした海外事業の高い成長を目指し展開を強めている。
最近では今年1月、アラブ首長国連邦アブダビ首長国でのビルディングオートメーション(BA)事業を中心としたビジネスの展開・拡大を図るため、アブダビ支店を開設。
また2月には伸長著しいインドの成長を支えるエネルギー・素材・自動車などのプロセスオートメーション(PA)やファクトリーオートメーション(FA)市場へのライフ・サイクル・ソリューションの提供、及び今後成長が見込まれる業務用BA市場開拓に向け、100%出資の現地法人をムンバイに設立、4月から事業を開始している。