日本開閉器工業(大橋智成社長)は、業界で初めてOLED(有機EL)を押しボタンスイッチの表示部に採用し好評を得ている「有機ELディスプレイカラーIS多機能押ボタンスイッチ&表示モジュール」をリニューアルし、カラーOLEDの寿命を業界トップクラスとなる従来比2倍の3万時間に延ばして1日から発売した。品種はISスイッチと表示モジュール各1機種で、参考価格は各4059円。
カラーISは、ハイカラーのOLED(16ビットカラー:6万5536色)表示により、リアリティのある美しい映像表示が、コンパクトな画面に再現できるのが特徴。長寿命化を図ったことで、より広い分野での活用が可能になる。
高鮮明・高解像度・高コントラストな画面は、わずかな色の違いやニュアンスも繊細かつメリハリを持たせて再現でき、視野角も180度とあらゆる角度から確認できる。
また、操作感も独自の構造により、軽快なロングストロークを実現している。
ISシリーズはすでにディーリングマシン、放送・映像・音響機器で採用実績があるが、最近では英国の警察車両向けに採用されており、今後は医療機器や民生機器などへのアプローチも強める方針。