富士電機ホールディングスの2010年3月期連結決算は、売上高6912億2300万円で前年度比9・8%減、営業利益9億2400万円(前年度188億5500万円の損失)、経常利益5億3700万円の損失(同207億6900万円の損失)、当期純利益67億5700万円(同733億600万円の損失)となった。
部門別売上高は、電機システムが4429億円で同9・7%減、電子デバイスが1303億円で同8・0%減、リテイルシステムが1160億円で同14・9%減、その他が391億円で同20・1%減。電機システムは、ドライブ分野で汎用インバータや小型モータなどコンポーネント品が年度後半にかけて中国を中心に回復基調となった。オートメーション分野では計測器などコンポーネント品が物量減少の影響を受けた。器具分野は第4四半期以降、機械メーカー向け需要の持ち直しやアジア向け需要の回復があったものの、国内外の市況悪化の影響を受けた。営業利益は131億円(前期比22・4%増)となった。
11年3月期は、売上高7200億円(同4・2%増)、営業利益160億円、経常利益135億円、当期純利益260億円(同284・8%増)を予測している。
今期からセグメントの再編を行っており、新部門別売上高予測は、エネルギーソリューション730億円、環境ソリューション2900億円、半導体830億円、自販機860億円、器具500億円、ディスク媒体600億円、工事・その他1260億円。