立花エレテックの2010年3月期連結決算は、売上高968億3800万円(前期比16・9%減)、営業利益10億3600万円(同60・2%減)、経常利益13億4400万円(同49・3%減)、純利益8億1500万円(同41・6%減)の減収減益となった。
所在地別では国内が売上高865億1800万円(同18・0%減)、営業利益9億1300万円(同60・1%減)、アジアが同103億2000万円(同6・9%減)、同1億2400万円(同60・5%減)となった。
事業別売上高は、FAシステム事業が低圧配電制御機器やPLC、ACサーボモータなど全般的な受注減で446億2800万円(同22・3%減)となった。半導体デバイス事業は民生分野向けマイコンが前年並みを確保したが、エアコン向けパワー素子や光通信用オプトエレクトロニクスが減少し、340億2400万円(同10・7%減)となった。
情報通信事業は、画面転送型シンクライアントシステムが伸長したが、情報端末タッチパネルやサーバなどが減少、44億400万円(同15・1%減)、施設事業はエコキュート(電気温水器)などオール電化製品や映像監視システムなど監視制御設備が好調に推移したが、空調設備機器が減少し、102億8900万円(同13・3%減)、その他は34億9100万円(同11・5%減)となった。
11年3月期は、売上高1130億円(同16・7%増)、営業利益12億円(同15・8%増)、経常利益18億円(同33・8%増)、純利益12億5000万円(同53・4%増)を予想している。