【名古屋】SUNXの2010年3月期連結決算は、制御機器業界が顧客の設備投資が低調に推移して厳しい状況にあり、売上高136億9000万円(対前期比19・4%減)、営業損失9億5300万円、経常損失6億8000万円、当期純損失7億7000万円の赤字となった。
部門別では、センシング事業は、主要顧客である半導体・液晶関連業種の一部回復や中国・韓国における販売拡大が見られたが、設備投資が低調に推移した状況を受けて販売が落ち込み、売上高は98億9400万円(同16・7%減)となった。
LMP事業は、3次元制御FAYbレーザマーカの販売を拡大し、ユーザーのニーズを追求した商品を投入したが、設備投資減の影響を受けて販売が落ち込み、売上高は37億9600万円(同25・7%減)。
海外事業は、子会社の蘇州神視電子有限公司が現地生産販売を拡大し、デリバリ力・コスト力を強化して中国市場における売り上げ拡大を図り、アジア地域のグローバル企業に対して国内外連携によるシームレス営業を強化して、海外全体の売上高は38億6100万円(同4・3%増)となった。
11年3月期は、10月1日から、パナソニック電工のFA機器事業を承継するため、売上高は大幅に増加し、270億円(同97・2%増)、営業利益17億円、経常利益16億8000万円、当期純利益8億5000万円を見込んでいる。