安川電機は、グローバル市場ナンバーワンのインバータメーカーとして国内外で取り組みを強めている。受注も昨年9、10月からV字で回復しており、今年4月は前年同期比70%増となり、すでに台数では過去最高であった2007年後半並みに戻っている。
なかでも中国市場は倍増の勢いを見せて注目されている。
機種は、汎用からシステム、専用まで幅広くラインアップしているが、特に「1000シリーズ」はA、V、Jの3シリーズを中心に、世界の市場実態に応じて販売を行っている。
このうち、A1000は「世界中のどんなモータでも短時間の調整で回します」とのコンセプトで、誘導モータと同期モータのパラメータ切り替えが可能なことによって、市場に浸透している。
また、小形・高効率可変速ドライブとして、V1000とECO2PMモータを組み合わせた省エネパッケージは、CO2排出量を削減し地球温暖化防止に貢献するとともに、電力消費ランニングコストも大幅に低減し、製造コスト削減に繋がる。
また、取り付けスペース、重量・体積なども削減でき、機械の小形・軽量化に繋がる。
そのほか、回転子の銅損や軸受け温度が低いため長寿命化と簡単メンテナンスにも貢献する。
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