ジックは、各種産業用センサー、機械安全対策機器、自動認識機器の3つを柱にして事業を展開している。このうち工場の機械安全を確保するセーフティレーザースキャナーでは、世界市場で圧倒的なシェアを有している。
また、昨年発売した超小型スリム筐体の「セーフティライトカーテン
mini
Twin」は、使いやすさ、設置スペース、在庫管理などユーザーのニーズに的確に対応したことで好評を得ている。
従来のライトカーテンが、投光側と受光側をセットにしていたのに対し、新製品は同一筐体で投光部と受光部を併せ持っており、反転取り付けすることによって透過形のライトカーテンとして使えるため、投受光器2個セットで在庫を持つ必要がなくなり、在庫が半減。スリムな筐体(センサー端面15ミリ×24ミリ)に、最小検出物体はφ14/24/34ミリの3種類がそろっている。
しかも、防護高さにより60ミリ刻みに1200ミリまで19種類の長さが完備していることから、設置スペースに制約のある機器でもデッドスペースなしに設置が可能。
さらに、センサー1台をホスト(マスタ)にし、その先に2台までのセンサーをゲスト(スレーブ)としたカスケード接続もできることから、1200ミリを超すエリアや、L字・コの字形といった設置でも隙間なくエリアの防護ができる。
(http://www.sick.jp)