ピーアンドエフのPRT(パルスレンジ)技術を利用したレーザ距離測定センサ「VDM28」は、レーザ光が投光され受光までの反射時間を測定して検出し、4~20ミリAの電流出力を行う。
検出物の背景に影響されず、測定ターゲットだけを測定でき、検出体の材質や色にも影響されないことから高精度な測定が可能。
また、レーザは可視光のため視認性に優れ、極小・高輝度スポットによって、微小物体の検出も容易にできる。
検出距離は0・2メートルから最大8メートル、繰り返し精度は5ミリ未満と高精度で、応答速度は10ms。
本体はPRT方式としては、業界最小(縦88×厚さ26×横54ミリ)のコンパクトサイズで、取り付けスペースを取らない。
さらに通信インタフェイスは、RS422、IO―Link、PROFIBUS、SSI、INTERBUSなどで伝送できる。
そのほか、相互干渉防止機能も搭載しており、高い安定性で使える。
主な用途は、充填物の検出・選別、各種容器内の充填面高さ測定・制御、オーバーヘッドコンベアや天井クレーンなどの衝突防止、2点間の距離測定、立体倉庫でのラック上製品有無確認及びラック位置決め、自動生産ラインでの各種位置決めなどの特徴を持っている。
(http://www.pepperl‐fuchs.jp)