サンワテクノスの2010年3月期連結決算は、売上高553億8600万円で対前期比27・5%減、営業損失2億8500万円、経常損失1億700万円、当期純損失4億900万円となった。
部門別売上高は、電機が92億2200万円で同38・8%減、電子が402億2500万円で同17・6%減、機械が59億3800万円で同52・6%減。
電機は、年度後半から半導体関連業界の市場が上向いたが、前半の需要低迷が大きく、半導体製造装置向けのリニアモータ及びロボットの販売が大幅に減少した。営業損失も1億4200万円となった。
電子は年度後半にかけて電子部品実装機や制御機器向けの電子部品販売が増加したが、前半の減少が大きく完全にカバーできなかった。営業利益は6800万円(前年度比89・7%減)となった。
機械は液晶パネル製造装置向け搬送用クリーンロボット及び半導体製造装置向けのロボットシステムなどの売り上げが減少した。営業損失は1億1400万円となった。
なお、新第7次中期経営計画の初年度となる11年3月期は、売上高740億円(前期比33・6%増)、営業利益13億5000万円、経常利益15億円、純利益8億5000万円を見込んでいる。