日本電気計測器工業会(JEMIMA、小野木聖二会長)は、「第50回定時総会」を東京・日本橋蛎殻町のロイヤルパークホテルで開催し、2009年度(平成21年度)事業及び決算報告、10年度(平成22年度)事業計画及び収支予算などを審議し、承認した。
総会には、会員109社から委任状を含め70社が出席した。
総会の冒頭、小野木会長は「09年度の電気計測器の生産実績は経済産業省の生産動態統計では、前年度比14・2%減の3254億円と厳しい数値となっている。しかし今年1月からは3カ月連続してプラスで推移しており、ユーロの動きなど不安定要因もあるが、回復基調が続くことを期待している。JEMIMAとしては今年度魅力ある事業を伸ばすという視点から、(1)エネルギー・環境分野での取り組み強化(2)広報・展示機能の有機的連携による情報発信力の強化(3)アジアを中心とした国際活動の拡充―の3つを中心に取り組みたい。また、公益法人改革のタスクにも継続して取り組んでいく」とあいさつした。総会は小野木会長を議長にして進められたが、10年度の主な事業計画としては、世界規模のエネルギー・環境問題に関する国際標準化への対応や政策提言などに取り組むために「エネルギー・環境政策委員会」を発足させる。
また、10月6日から3日間「計測展2010
OSAKA」をグランキューブ大阪で開催する。
なお、会員企業の負担軽減から今年度会費の20%減額(昨年度は30%減額)も承認された。