東京都電機卸商業協同組合(TEP、廣瀬芳重理事長)は、第61回通常総会を全国家電会館で14日開催した。
総会には、145人の組合員のうち委任状も含め104人が出席した。総会は廣瀬理事長を議長に選出して進められ、09年度(平成21年度)事業報告及び決算報告、10年度(平成22年度)事業計画及び収支予算の審議・承認、理事・監事選挙などを行った。
総会の冒頭、廣瀬理事長は「景気は昨年暮れぐらいから灯りが見え始めていたが、ここに来て大きくなり、回復を実感されているのではないかと思う。松下幸之助氏は経営のコツを『ここと見つけりゃ100万両』というようなことを言っていたが、これをもじって新規開拓をすれば100万両になる。日本は実態経済には大きな問題はなく周章狼狽することなくじっくりと腰を落ち着けていく必要がある。ただし、ある場面においては素早さも求められることもある。100年に1度の危機を経験されたのであるから、自信を持って経営をやってもらいたい」とあいさつした。
総会では、堀内覚副理事長が市況・事業概況及びその他事業の報告、流通近代化委員会活動を川鍋季明委員長が、教育情報委員会活動を浜田昭博委員長が、組織委員会活動を藤原幹人委員長が、労務委員会活動を藤巻伴英委員長が、青年委員会活動を藤木正則委員長からそれぞれ報告が行われ、また09年度の活動計画も発表された。また、藤木正則会計理事から決算・予算の報告がなされ、伊佐野勝利監査役が監査結果を報告した。
また、理事・監事選挙では、新たにノマ電気樋口素生社長、丸三電機竹村元秀社長、富永電気知念利秀社長の3氏を選出し、他の理事・監事及び正副役員は再任した。総会終了後、永年勤続として、勤続30年以上4社11人、20年以上8社18人、10年以上10社20人が表彰された。