小野測器は、位相差方式トルク検出器THシリーズとデータステーションDS―3000を開発、6月14日から受注開始する。
Thシリーズは、新たな磁気式位相差方式のトルク検出器で、従来のSSシリーズに比べ2分の1のプラスマイナス0・1%/フルスケールの高精度を実現、アナログ出力は50μ秒ごとの更新で高速化を図っている。検出補助用モーターをなくし、検出器へのAC電源の供給及び回転方向切り替えを不要にしている。トルク表示器は、電源投入時に自動で検出器の特性データを読み込むことで、煩わしい設定操作を行う必要がない。検出器の出力はラインドライバーを使用し、優れた耐ノイズ性を備え、さらに検出器と表示器間の信号ケーブルを調整なしに50メートルまで延伸可能である。
本体販売価格は30万~38万円。パワー演算表示機能3万円。
データステーションDS―3000は、高速演算処理、高信頼性、使い勝手の良さなどDSシリーズの特徴を継承しつつ、さらにリアルタイム解析能力を2倍以上に向上。可聴周波数レンジ(20kHz)での同時収録チャンネル数を最大32チャンネルまで拡大し、ダイナミックレンジを110dBまで向上している。
そのため、計測が困難な小さな信号を多チャンネル同時に広帯域な周波数レンジで計測が可能になった。
本体販売価格は基本4chセット154万円から。