星和電機は、同社のLED照明器具「ペルピュールシリーズ」として、国内初となる密閉形LED透視灯(型式LCTA)を発売した。オープン価格。
初年度販売目標は1000台。
医薬、化学、化粧品など各種プラントの混合タンクやサニタリータンクなどの製造装置は、液面の状態を確認する必要があるため、内部を照らす照明器具として透視灯が必要となる。
従来の白熱灯を用いた透視灯は、大きい消費電力とともにランプ寿命が短く、ランプ交換作業などのメンテナンス費用の増大が問題であった。
新製品は、白色LEDと専用レンズにより、製造装置内を有効的に照射する配光特性を実現し、同社従来品の26倍となる光源寿命4万時間(従来品は1500時間)のメンテナンスフリーを実現した。
また、従来の白熱灯100W器具に比べ同等の明るさ(平均照度)で、消費電力を約75%低減、CO2削減に貢献する。防水・防塵性に優れた密閉形IP65構造で、屋外使用にも対応する。
振動に強い高耐振動性を実現。さらに、水銀レスなので環境の負荷を低減するとともに、紫外線レスで虫が集まりにくく被照射物に優しい照明である。