藤井産業と杉本電機が資本・業務提携 電設資材卸で協力

藤井産業(藤井昌一社長)は、電設資材卸商社の杉本電機産業(川崎市川崎区渡田向町6―5、小林則道社長)と資本・業務提携を行うことになった。資本提携では、今年6月末までに同社が杉本電機の既存株主から12万株を9600万円で、杉本電機は立会外取引もしくは市場外取引で、同社の既存株主から30万株を取得して、それぞれ約3%ずつ株式を持ち合う。

業務提携では、業界動向に関する情報交換及び、販売戦略のノウハウ等の共同活用と共同開発、販売管理システムなどのコンピュータシステムの相互活用などを進める。同社は、電設資材卸売事業が売り上げ全体の約5割を占めており、主に北関東を地盤として事業の展開を図っている。杉本電機は主に神奈川県や東京都を地盤として電設資材卸売事業を行っている。

両社では今回の提携で、電設資材卸売事業の将来の業界動向を見据え、それぞれの企業グループが保有する技術力や企画力について情報交換を行い、相互に協力体制を構築することで、それぞれの収益性の向上及び営業体制の強化と業容拡大・発展を図る。

10年3月期の売り上げは、藤井産業が456億3500万円、杉本電機は220億2200万円。

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