日本電機工業会(JEMA、西田厚聰会長)は、ANAインターコンチネンタルホテル東京で「第89回通常総会」を5月27日開催し、2009年度(平成21年度)事業報告及び決算報告、10年度(平成22年度)事業計画及び収支予算などを審議し、承認した。
総会には、会員173社から委任状も含め138社が出席した。
10年度の主な事業計画では、重電事業で、重電産業の持続的発展と低炭素社会実現の2つの視点から、グローバル戦略の構築、地球温暖化防止をはじめとした環境問題への対応、省エネへの取り組みなどを進める。また、国際標準化活動と人材育成なども進める。
総会冒頭のあいさつで西田会長は、「JEMAの09年度生産は2桁の減少となっている。エネルギー、地球環境、グローバル化など取り組む課題は多い。また、一般社団法人化への移行などにも取り組んでいく」と述べた。
また、会長の改選も行われ、新会長に富士電機ホールディングスの北澤通宏社長が選任された。
なお総会後、恒例の10年度(平成22年度)電機工業永年功績者表彰式が行われ、13人に西田会長から表彰状と記念品が手渡された。