日本電気制御機器工業会(NECA、舩木俊之会長)は、「第17回定時総会」を東京・芝パークホテルで5月28日開催した。総会には正会員34社から委任状も含め30社が出席した。
総会は、舩木会長を議長にして進められ、2009年度(平成21年度)事業報告及び収支計算、10年度(平成22年度)基本方針・施策・事業計画及び収支予算を審議し、承認した。
総会の冒頭、あいさつに立った舩木会長は「1年前は、この先どうなるかというぐらい厳しい状況に直面したが、このところ明るい兆しが見え始め、特に3月は17カ月振りに500億円を超えるなど回復ぶりが伺える。国内では設備・雇用調整が一巡して一般消費にも回復感が出てくることや、アジアで拡大する設備需要を追い風に、景気は堅実さを取り戻していくと予測している。今年度は『3つのS』をキーワードにして、制御機器産業の発展と社会貢献活動を展開していく」と述べた。
10年度は「3つのS」を基本に、標準化及び関連事業、セーフティアセッサ制度、環境関連事業のそれぞれの拡充を中心に活動を強める。
なお総会後功績者表彰も行われ、委員功労として、勤続15年でサンミューロン黒川博氏と日本認証外山久雄氏、10年でIDEC藤田俊弘氏と明治電機工業安井善宏氏が、委員会功績で第3期基準認証研究開発事業PJ―5、業務委員会、リスクアセスメント実施に関する実態調査委員会がそれぞれ表彰された。