日本配電制御システム工業会(盛田豊一会長)は高松市の全日空ホテルクレメント高松で、「第28回定時総会」を5月27日開催した。
総会では、2009年(平成21年)度事業報告及び決算、10年(平成22年)度事業計画及び予算案を審議し、承認した。
総会に先立ち盛田会長があいさつし、「配電制御業界は成熟産業となっており、省エネルギーや新エネルギー、スマートグリッド、太陽光発電など時代のニーズに応えるところだけが伸長するだろう。大企業は自前で情報対応できるが、中小企業は独自での対応が難しい。会員の皆様には産業の変化を受け入れ、新しいものに積極的にチャレンジされていくことをお願いしたい」と述べた。
今年度は特に注力する事業として、次の3点を挙げた。
(1)省エネや環境に対する取り組みを不可欠とし、工業会として必要な情報をタイムリーに提供する(2)対外的PRと技術力の向上などを図るため「JSIA優良工場認定制度」の普及拡大を図る。3月末で74社85工場が参加しており、今年度内に100社を目指す(3)公益法人改革に対応し、新法人に円滑に移行するための検討を本格的に行う。
今年は役員改選の年にあたり、盛田会長と副会長5人、専務理事1人をいずれも再選した。
▽会長=盛田豊一(中部地区所属・豊電子工業)▽副会長=丹羽一郎(関西地区・内外電機)、倉持康壽(東京地区・日本電機)、石原猛(中部地区・中立電機)、田原博(東京地区・田原電機製作所)、別川稔(中部地区・別川製作所)▽専務理事=大澤清和(常勤)。
さらに、常任理事8人(うち新任2人)、理事19人(うち新任5人)、監事4名、顧問2人が選出され、常任理事1人、理事5人が退任となった。
また、永年功績表彰も行った。