機械安全コンサルティングのセーフティプラス(京都市下京区中堂寺粟田町93、〓050―3597―5226、平沼栄浩社長)は、「産業機械の電気装置IEC60204―1とは!」と題して、セミナー形式の安全プレゼンテーションを京都リサーチパーク東地区1号館会議室で15日開催した。
IEC60204―1は、電気を動力・制御に用いる装置の安全性の国際規格。同規格の基本となるEN60204―1が1985年に発行され、以後各種の制御機器の開発と電気装置の構築に伴い改定され、現在は09年に発行されたIEC60204―1(機械類の安全性―機械の電気装置)に至っている。
プレゼンテーションでは、STEP1「要求事項、感電、接地」、同2「電源、動力回路、制御回路」、同3「操作性、保全性、導体、マーキング」の3STEPに分けて同社平沼社長が説明した。
プレゼンテーションの参考資料として、タムラセーフティシステムズの田村邦夫社長が監修し、セーフティプラス平沼社長と、タムラセーフティシステムズ前社長の田村誠一氏による共著の「産業機械の電気安全」も配布された。
機械類の電気装置の安全に対する一般的要求である同規格の内容紹介を中心に電気装置開発の歴史的背景を含め、電気安全について知ることを主眼に置いたプレゼンテーションとなり、電気安全で押さえておくべき数々のポイントが分かりやく紹介された。