各種工業用ビデオカメラの竹中システム機器(京都市山科区大塚野溝町86―66、〓075―593―9300、瀬戸康雄社長)は、新しい産業用カメラ伝送方式の統一規格「GigEVision規格」に対応し、1100万画素、5フレーム/秒を実現したフルフレームシャッタカメラ2機種(白黒カメラ「FC11000GE」、カラーカメラ「FS11000GE」)を発売した。標準価格123万円(レンズ別)。年間販売目標は500台。
新製品は、撮像素子に対角43ミリのCCD撮像素子を採用。1100万画素高解像度で、全画素を5フレーム/秒で読み出す。ビデオ出力は「Gigabit
Ethernet(ギガビットイーサネット)」規格に準拠、12/10/8bit(切替可)のデジタル映像信号を出力する。
新統一規格のGigEVision規格に対応。同規格は、画像処理に最適な非圧縮データを最大1Gbpsで高速転送することが可能である。
従来からのLANの通信インフラであるGigabit
Ethernet通信プロトコルをベースとしており、中継なしで100メートル伝送可能(Camera
Linkでは10メートル程度)、1Gbpsの広帯域性能、ネットワーク接続に柔軟に対応、PC標準I/Fでケーブル・周辺機器がローコストと様々な利点を持つ。
そのほか、中継なしで100メートルの画像伝送が可能。画像キャプチャーボードレスでPCへの画像取り込みができ、高速画像転送IPエンジンを搭載。ジャンボフレームパケットに対応する。
35ミリフィルムサイズのCCDを搭載、高感度・高ダイナミックレンジで、CCD出力は、DUAL出力/SINGLE出力の切り替えが可能。
主な用途は、高解像度の電子シャッタ画像処理の入力機器、ハイエンド監視用途、LSI外観検査機器用途、部品実装検査機器用途、液晶・プラズマパネルの検査機器用途のほか、コンピュータとネットワーク接続する画像処理用途などに最適。