ソフトサーボシステムズは、各モーターメーカーやI/Oメーカー、製造装置メーカーによる独自EtherCATデバイスの開発を支援するために、多機能EtherCATスレーブ開発ボードを製品化した。
コアとなるマイクロプロセッサには、サーボドライブの制御も十分に行える性能を持つルネサスエレクトロニクス社製のSH7286(SH―2Aコア、最大100MHz動作)を採用して、スレーブチップには汎用性を高めるためにBECKHOFF社製のET1100を採用した。
マイクロプロセッサとスレーブチップの接続にはSPIとバス接続を選択できるようにしてあり、このボードを元に量産設計への移行も容易である。マイクロプロセッサのほぼ全てのI/Oピンやタイマ、A/D、D/Aなどを用いることが可能なため、サーボドライバの開発やI/Oデバイスの開発・試作に最適となっている。
また、実用性の高いサンプルソースコード(CoEに準拠)や、動作確認用Windowsマスタアプリケーションを含めたスレーブ開発キットも用意している。
開発キットの利用により、ユーザによるEtherCATデバイスの開発期間を大幅に短縮できるものと各方面から期待を集めている。
(http://www.softservo.co.jp/)