ワゴジャパンは、ワゴI/Oシステム750シリーズに「EtherCAT」にリモートI/O(スレーブ)として接続できるバスカプラ(通信ユニット)「750―354」をラインナップに加える。発売時期は未定。
「EtherCAT」は、リアルタイム性と高速性によりモーションコントロール分野で注目が集まっているが、このバスカプラによりワゴI/Oシステムの優れた機能をモーション制御システムに組み入れることが可能になる。本体にはRJ45コネクタを2ポート装備しているため、Ethernetスイッチなしでデイジーチェーン接続が可能。ワゴI/Oシステムはバスカプラと入出力モジュールを2・4・8・16点単位に自由に組み合わせできるのが特徴で、デジタル・アナログを同一ノード内に混在させることも可能。入出力モジュールはデジタル・アナログ、温度入力、RS―232C/485など200種類以上を用意、システム設計に応じて柔軟な対応ができる。また、センサ・アクチュエータなどの入出力デバイス接続部には「CageClamp」スプリング式端子台を採用。圧着端子不要のワンタッチ結線が可能で、結線作業時間の大幅な短縮による省力化が実現できる。振動に強くゆるまないためFAシステムの信頼性を向上しメンテナンスフリーを可能にする。(http://www.wago.co.jp)