製品の構成材質から完成品の流通までの情報を記録することが企業のリスク管理上、ますます重要性が高まっている。今日でいうトレーサビリティーの確立である。必要な項目を記録したバーコードや2次元コードのラベルを管理対象の原材料や部品、設備などに貼り、万一の事態に備えるのが当たり前の社会になっている。
近年はトレーサビリティーの認識の高まりでバーコードや2次元コードラベルが普及し、極小部品であったり、静電気発生、高温、また薬液のかかる所など悪環境下でもラベルが貼られるようになっている。
そのため、ラベルは材質・糊・インクなどの組み合わせによる特殊なものになり、使用者はラベルの選定とスキャナーの選択に苦心している。
そこで、スキャナー大手の東研の事例から、特殊ラベルの代表的な種類と特殊環境・印字に対応するスキャナーを紹介してみた。