フットスイッチ最大手の国際電業(名古屋市昭和区円上町27―14、〓052―871―6621、古川長武社長)は、工作機械の機械安全意識が高まる中で、CEマーキング適合のロック機構付き全カバーフットスイッチ「SFGシリーズ」が注目されている。落下物の衝撃に耐え、しかも衝撃時の誤作動防止のロック機構付きで製品に対する安全対策評価を高めている。
欧米輸出用から始まった機械安全対策が国内使用機械にも施され始めている。特に、レーザー工作機械やNC旋盤、プレス機械、シャーリング機械などは予防的な安全対策が必要不可欠との認識が高まり、工作機械メーカーは安全対策機器の搭載を設計時に加味している。
国際電業のフットスイッチSFGシリーズは、全カバーのほか、外部衝撃や落下物による誤作動を防止するロック機構が付いている。カバーは衝撃試験100Jをクリアしており、重量物の衝撃にも耐えられる。
作業中に物の落下など予測外の事態が発生した場合、とっさにペダルを踏んで誤作動させる可能性もあるため、SFGシリーズはカバーの中が蹴り板とペダルを組み合わせる構造になっている。そのため、踏んでも動作せず、蹴り板を押し込んで初めてペダルが下がり動作する2重安全の仕組みである。安全靴での操作を考慮して、蹴り板は広くしてある。
電気的寿命は500万回と長寿命。IP66適合。CEマーキング適合品で、輸出機械に搭載されている。