昭電太田昭吾会長の叙勲祝賀会300人が出席し功績を称える

昭電(東京都墨田区太平4―3―8、太田光昭社長)の太田昭吾会長が春の叙勲で旭日双光章を受章したことを祝う記念祝賀会が、東武ホテルレバント東京で2日開かれ、取引先をはじめ日本発明振興協会、日本雷保護システム協会、大学、金融機関などから約300人が出席した。

太田会長は昭電の創業者として、半世紀にわたり雷害対策用保安製品と地震対策製品の工業化、及びその施行方法の開発により社会に貢献した功績が認められた。

祝賀会は昭電中山君平専務の開会の言葉で始まり、昭電太田社長が「当社は皆様のお陰で昨年10月15日に45周年を迎えることができた。そのようなタイミングの中で、今回このような旭日双光章を受章できたことはダブルの喜びで大変嬉しい」とあいさつした。

また、来賓として今回の叙勲を推薦した日本発明振興協会の原昭邦理事長と、オリエントコーポレーション新井裕特別理事がお祝いの言葉を寄せた。

原理事長は「安定した分野に絞って事業をスタートされた太田会長の先見性には敬服する。後継者もしっかり育てられており、50周年を元気に迎えて欲しい」と述べ、また、新井特別理事も「昭電の創業4年目の1966年に、独・シーメンスの保安関係製品の独占販売権を得るなどバイタリティのある人だ。経営信条に社員を大切にする考えも入れるなど経営者として素晴らしい」と太田会長の業績を称えた。

この後太田会長があいさつに立ち、「このたびの叙勲は情報化社会において、雷と地震から機械、装置を守るための機器開発により、安全・安心を提供したことが認められたものである。新しいものをつくるということは大変なことで、お客さま、協力工場、特約店などの協力が必要で、今回の叙勲もこのような力に支えられた賜物である。創業時からお客さまの信頼を得る経営を貫いてきたが、これからもこの信条を変えることなく、情報化社会の安全と信頼へ技術を通じて貢献する会社として成長していきたい。今後もご支援をお願いしたい」と感謝の言葉を述べた。

乾杯の音頭は三菱東京UFJ銀行畔柳信雄取締役会長が行い、開宴となった。

宴の途中で、昭電の取引先である独・フエニックス・コンタクト社の日本法人社長である青木良行氏が、本社からのお祝いのメッセージを紹介した。

閉会の言葉は昭電川崎章副会長が行い、お開きとなった。

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