日本プロフィバス協会は「PROFIBUS&PROFINET
Day
2010」を、東京・大井町のきゅりあんで6月30日開催、過去最高の約200人が参加した。
産業用オープンネットワーク・PROFIBUS・PROFINETの最新の技術、最新の情報を提供するために06年から開催しているが、今回はセミナーを2部屋で同時に開催することで10テーマと大幅に増やした。また、デモ展示には23社が参加し、セミナーと並行して見てもらえるようにした。
セミナーで、「PROFIBUS・PROFINETのオーバービューと最新技術」と題して日本プロフィバス協会の元吉伸一会長が講演を行ったが、この中で、「09年は厳しい景気状況下、PROFIBUSは310万台増えて累計出荷ノード数が3140万台、PROFINETは50万台増えて210万台になっている。PROFIBUSとPROFINETの比率も、07年の14対1から08年に11対1、09年は6対1とPROFINETの割合が高くなってきている」と報告した。また、「09年1月に発表したPROFIenergyの考えは、工場の待機エネルギーを80%節約できることから注目を集め、今年4月からはドイツの自動車メーカーが採用し、化学工場なども導入の検討を始めている」とのべた。
デモ展示では、インバーターと表示器を接続して省エネの見える化などをアピールした。