日本工作機械工業会と東京ビッグサイトが共催する「JIMTOF2010(第25回日本国際工作機械見本市)」の出展規模が、569社4957小間となり、今回も東京ビッグサイトの全ホールを使っての開催となる。JIMTOFは隔年で開催しているが、25回目の今回は、10月28日(木)から11月2日(火)までの6日間開かれる。
08年秋以降の急激な経済状況の悪化を受けて、国内外の工作機械展が軒並み開催規模や来場者数の減少を余儀なくされたことからJIMTOF2010も、これまでの開催規模から大きく縮小する恐れが心配されていた。
しかし、中国を中心としたアジア向けの外需が大きく拡大したことで、工作機械関連の需要も急速に回復、展示会参加意欲が盛り上がっている。主催者によると、一部に申し込み小間数を抑える傾向が見られたものの、これを機に小間数の増加あるいは新規出展を図ろうとする企業も多くあり、結果として前回に比べ小間数ベースで5%の減に留まっている。
海外企業も、今後の日本市場の景気回復を見込むとともに成長著しいアジア市場から、ハイエンド製品の導入を期して訪れる来場者との重要な接点として、JIMTOFへの出展に関心を持っており、前回比55の小間増加としている。
JIMTOF2010では、統一テーマを「モノづくり
未来を創る
夢づくり」に決めた。
一般公募689件から選んだもので、主催者では「製造業にとって試練の時期であるからこそ、いかに未来を思い描き、突破口を見出して行くか、そのような思いや期待の高さが表現されている」としている。