エーピーシー・ジャパンデータセンターの省スペース・省電力実現新冷却システムを開発

エーピーシー・ジャパン(東京都港区芝公園2―4―1、〓03―6402―2001、内藤眞社長)は、冷媒ポンプ式冷却システムを9月1日から発売する。

新冷却システムは、ラック上部に設置しホットアイルの排熱を吸い込み冷却する「InRow
OA」と、データセンター外部に設置し冷熱と熱交換した冷媒をInRow
OAに供給する冷媒分配器(RDU)で構成。

販売予定システム価格は2900万円(10kWラック14本使用時)。今後3年間で200セットの販売を計画。

冷却装置InRow
OAは局所冷却システムで、天井スペースに簡単に設置することで、ラックスペースを最大限確保した自由なレイアウトが行え、データセンター内には水配管の必要がないことから、漏水などの心配もない。ホットアイル幅は914ミリ~1219ミリまで可能。

また、冷媒ポンプを使用した低消費電力システムのため従来品に比べ消費電力を低減でき、導入コスト、温暖化ガス、TCO削減に効果的で、マイクロプロセッサー制御の採用で高精度な温度管理が可能になる。

さらに、システムの稼働状況が一目でわかる操作パネルを採用し、改良・増設が柔軟に行えるモジュール方式になっている。

InRow
OAは、データセンター内の熱源に対し、最大27kWの冷却を供給でき、RDUは最大容量160kWの能力を持ち1台で最大5台のInRow
OAのサポートをして、外部チラーと接続しながら冷水と冷媒の間で熱交換を行う。

10kWクラスの高密度ラック冷却に対応。

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