【名古屋】日東工業は、豊田自動織機と共同開発して発売しているプラグインハイブリッド車(PHV)と電気自動車(EV)用充電スタンドを大幅に改良して、今秋から発売する。国内初の通信機能を搭載、管理サポートサービスの提供も開始する。
従来機種より管理機能が向上しており、携帯電話回線を通じて複数台の充電スタンドがデータセンターと通信できる機能を搭載したことで、充電サービスの利用時間や電力使用量などの利用情報や稼働状況をデータセンターが一元管理できるようになった。ICカードによる利用者認証に対応、外部入出力端子も装備しているので、集金装置や認証装置など管理者側の既存設備と連動した運用管理も可能。
管理サポートサービスとしては、データセンターが収集した充電サービスの利用情報を、管理者に定期的に報告したり、設備の稼働状況をデータセンターで遠隔監視し、故障・障害発生時に管理者に通知したりする。
操作性も向上しており、見やすいディスプレイを搭載し、タッチパネルで簡単に操作が行え、操作ガイダンスも表示される。
その他、(1)コネクターケーブルを装備し、車載ケーブル取り出しの手間が不要(2)感電や過電流に対する保護機能搭載(3)暗証番号による充電開始許可、コネクターロック解除などのセキュリティ機能―などの特徴がある。
こうしたハード・ソフト両面での機能充実により、新型充電スタンドは、充電設備の効率的な運用管理を実現し、さらにカーシェアリングへの対応、充電設備の空き情報の提供、ICカード課金・決済などを可能としている。
外形寸法は、幅250×高さ1500×奥行き370ミリ。定格は単相AC200ボルト。