フエニックス・コンタクトは、風力や太陽光などの再生可能エネルギー分野での雷害対策に注力している。特に風力発電市場では雷害対策が必須となっており、世界のほとんどの風力発電メーカーにSPDの納入実績がある。SPDを設置していない風力発電設備が被害を受けているのに対して、SPDを設置している設備は被害を受けていないとの報告がある。太陽光発電設備の雷害対策も欧米を中心に中国、日本でも進み、今後大きなビジネスチャンスが見込まれている。
同社のSPDは、電源用、計測技術回路用、データネットワーク用、高周波用の4つの製品グループがあり、全製品JIS
C
5381―1(低圧配電システム用)及びJIS
C
5381―21(通信及び信号回線用)に準拠している。電源用は24VDC用から500VAC用まで対応するラインナップがあり、クラスIとクラスIIのSPDを組み合わせた世界初の製品もある。さらに、風力発電機用の690VACや太陽光発電用の1000VDCに対応する製品も完備。
また、アナログ信号やデジタル信号用、イーサネット用(Cat・5e、Cat・6、PoE等)、監視カメラ用なども充実し、国や地域は関係なくあらゆるアプリケーションに対応する製品をそろえている。
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