ISO13849―1:2006は簡単に述べれば、制御システムの安全回路をどのように設計すればよいか、そのルールはどのようなものかを説明したものである。
実際の安全回路の設計で言えば、安全を検出し、安全確認信号を出す入力機器(主にセーフティドアスイッチ、ライトカーテン、セーフティレーザスキャナ)、安全確認信号を受け一般制御機器などから出る運転準備信号の状況を踏まえ判断する論理機器(主にセーフティコントローラ)、動力制御を安全に稼働させる出力機器(ミラーコンタクト機能付きのコンタクタやセーフティ機能付のサーボモータ、インバータなど)を機械が求められる安全レベルに沿って、正しく選定し、回路を構成するルールをまとめたものである。(図1)