三菱電機は、FA機器メーカーとして機械安全関連機器の充実にも取り組んでいる。
このうち、安全シーケンサ「MELSEC―QSシリーズ」は、国際安全規格の適合認証を取得した安全制御のためのシーケンサ。
非常停止スイッチ、ライトカーテンなどの安全機器を接続し、危険源であるロボットなどへの動力を遮断するために、ユーザが作成するシーケンスプログラムにより安全出力をOFFする安全制御を実行。
ロボット、コンベアなどの機械制御は、従来通り一般シーケンサで行う。
安全シーケンサ自体に故障が発生した場合には、自己診断により故障を検出し安全出力を強制OFFにすることで、故障による安全機能の不動作にならないことが、一般シーケンサとの一番の相違点。
また、安全フィールドネットワークCC―Link
Safetyによる分散配置に対応しており、安全I/O点数の多い大規模なラインの安全制御システム構築に最適。
なお、安全機器としてはこのほかに、安全リレーユニット、安全コントローラなども完備している。(http://www.MitsubishiElectric.co.jp/melfansweb)