端子台トップメーカーの東洋技研は、DIN35ミリレール対応のネジアップ式端子台PTU、同じく2段端子台PUWシリーズが好評のためバリエーションを充実、配電制御システムメーカーの設計者、配線技術者にとってより一層使い易くなった。
PTU/PUWシリーズは端子ネジを上げた状態のネジアップ式のため、結線時にいちいちネジを緩める作業が必要なく作業性に優れる。また、緩めた端子ネジは内部のバネ構造により持ち上がったまま自己保持されているので、ネジの脱落による短絡事故、紛失も防げることから人気の高いシリーズとなっている。
両シリーズは全てのタイプがUL規格、T〓UVの認定を取得しており海外向けにも安心して採用できる。DIN35ミリレールへの取り付けは、上方向から押し込むだけで簡単にセットできるのも便利である。絶縁材は耐電圧、絶縁抵抗に優れるPPE樹脂を採用。
さらに、PUWシリーズは上段下段が半極ずれているため、上下どちらからでも配線ができ、また、下段を後に配線する場合も下段端子部には適度な角度が付いているので、よりスムーズな結線ができる。PUWシリーズのうち、600V22AのPUW―20は2段構造とアップ機構を備え盤内の省スペース化と省力化を同時に実現しており、操作盤、制御盤、計装盤などに最適である。
PTUシリーズは従来のPTU―10、同20、同30、同40、同80に新たに同100が加わり、定格電圧600V、定格電流11A~95Aまでそろった。
PUWシリーズは従来PUW―20のみであったが、同10、同30、同40タイプが加わり採用の幅が広がった。定格電流600V、定格電流11A~40A。
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