セフティデンキ(東京都中野区松が丘2―33―17、〓03―3950―3134、高橋信房社長)は、従来のナットの概念を覆す画期的なねじ溝のないナット「アンダーホールナット」=写真=の販売を開始した。熱可塑性エラストマーを材質に採用したもので、強い締結力・防水・防錆・絶縁効果があることから幅広い用途が見込まれる。
アンダーホールナットはゴム状の弾力性を有する熱可塑性エラストマーを使用しているのが最大の特徴である。雄ねじに合わせて変形する性質のためナットにはねじ溝がない。ただ雄ねじにツマミを回して押し込んでいくだけでよく、しかもゴム素材のため密着力に優れ、金属製のナットのようなエアーや水漏れも発生しない。
締め付け後は、相手側に傷が付かず、ガラス面や樹脂などにも適している。軽量、防水性(IP67相当)、防錆、絶縁性、耐腐食性にも優れている。
このほか(1)オーバートルク管理が不要(2)標準ナットの脱落防止と弛み防止効果(3)ねじの種類を問わず使用可能(4)ダブルナットとしても可能(5)中間止めができる(6)空転トルク管理が不要などの特徴を持っている。
種類はM3、M4、M5、M6、M8を用意。