IDECは、メンテナンス時の安全確保に優れ、ソレノイドではなくKey(鍵)でロック/アンロックを行う鍵付き安全スイッチ「HS5E―K形」=写真=(標準価格1万6000~1万9000円、初年度販売目標1000個)と、鍵付きセレクタスイッチ「HWシリーズ」(同4900~6925円、同3000個)を発売した。
HS5E―K形鍵付き安全スイッチは、作業者が危険区域内にKeyを持ち込んでいる間は安全スイッチをロックせず、危険源も停止状態で作業者の安全が確保される。爆発性雰囲気での使用が可能となり、機械安全から防爆安全まで対応する。
従来のソレノイドによるロック/アンロックではなく、Keyでロック/アンロックを行う「ホステッジコントロール」が可能。作業者がKeyをガード内に持ち込むことで、第三者の予期せぬ機械の運転から危険を回避することができる。
同時発売のHWシリーズ鍵付きセレクタスイッチ(ピンタンブラータイプ)とキー形状が共通なので、ひとつのKeyでガードドアのロック解除と、危険区域の中にある装置のモード切り替えが可能になった。
Keyナンバーは異なる16種類を用意。
同一keyナンバー機種の複数使用における、第三者の予期せぬ機械の運転から危険を回避することができる。
爆発性雰囲気のアプリケーションにロック付き安全スイッチとして使用可能。従来、爆発性雰囲気ではソレノイドを搭載していないロックなし安全スイッチしか使用できなかったが、Keyでロック/アンロックを行うので使用可能となった。
防爆構造はIP65、防爆性能はExia
II
BT6。
適用規格は、IEC/EN60947―5―1(TUV認証)、EN1088、GS―ET―19(BG申請中)、UL508(ULレコグニション申請中)など。
HWシリーズは、b接点(NC接点)が直接回路動作機能付きなので、モード切り替えなど安全確保のためのシステム構築が容易。2ノッチ・3ノッチ、各位置停止・リターンタイプ、鍵抜け仕様など豊富なバリエーションを用意。