オムロンは、スイッチ事業の拡大を図るために、今年4月から新たにオムロンスイッチアンドデバイスを設立して、産業用、業務民生機器用のスイッチの生産、開発体制を一本化して取り組んでいるが、特に簡易検査機器などの市場への浸透を図るために、関東エリアの電子部品系商社19社を集めて「スイッチ友の会」を発足した。
「スイッチが省人、省スペース、省エネの観点から、簡易な検査機や組立機向けなどに新たな市場が拓け、新しいオートメーションとして注目される」(オムロンスイッチアンドデバイス中谷邦夫業民スイッチ商品部長)という狙いから組織した。
今後、友の会幹部会を毎月開くとともに、オムロンのスイッチに対する認知度を上げるために、ユーザーの生産技術者向けに情報紙「CONTACT」を隔月で発行して、同社の生産技術情報やホットニュースを届けるとともに、サンプルや関連グッズの提供を行っていく。
また、友の会会員へは、出前サポートや勉強会、顧客への同行訪問、同社スイッチ工場の見学会なども実施していく。東京・五反田のゆうぽうとで4日開いた発足会には、商社19社の幹部社員が出席した。