日本配線資材工業会(JWAA、高橋信房会長)は9月10日午後、東京・千代田区のみずほ情報総研本社で「JAMP/AIS作成実務者セミナー」を開催する。化学物質管理情報伝達のJIS化がようやく動き出したが、JAMP(アーティクルマネジメント推進協議会)シートは、そのJIS原案の基になるためJAMP/AIS作成実習は事務コスト軽減に役立つ。
AISは成形品の質量・部位・材質・管理対象法規に該当する物質の含有有無や含有量などの情報を記載し、ダウンストリームユーザーに伝達するために使用される共通シート。
JWAAは化学物質管理を、今年度事業の柱に掲げ3月に「中小企業対象の化学物質管理に関する基礎セミナー」を開催。化学物質管理に対する関心が高く32社60人が参加した。
今回はさらに進め、化学物質管理に携わる実務者レベルの実習形式によるセミナーである。セミナーは午後1時から5時まで。受講者はパソコンを使い、減部品AISの作成手順、材質リスト、作成支援ツールの操作、複合化・単純化支援ツールの操作、グループによる作成実習、個人による課題実習を行う。実践的なセミナーだけに配線資材業界にとり成果が大きい。