パナソニック電工は、同社のエコパワーメータと接続でき、データ蓄積や遠隔モニタが容易に実現できる省エネ支援機器「Data
Logger
Light(データロガーライト)」=写真=を発売した。オープン価格。年間販売目標は6000台。
昨年4月に省エネ法が改正され、一定規模以上の工場や事業所だけでなく、新たにオフィスやコンビニエンスストアなど各事業者単位でのエネルギー管理が義務付けられた。
データロガーライトは、省エネ管理の対象機器に接続するだけで、遠隔地のビルや店舗・工場などのエネルギー使用量の計測や設備・施設の温度管理、生産ラインの稼働管理など、さまざまなデータを収集・蓄積、モニタリング管理できる省エネ支援機器。
従来のユニットに、これまでオプションだった通信カセット、FP∑電池、DC電源をひとつにまとめたオール・イン・ワンタイプ。さらにUSBポート、メモリーカードスロット、ACフリー電源を採用したことで、省施工・省配線を実現した。
無償の専用ソフトウェアをパソコンにインストールすることで、遠隔地にある省エネ管理の機器登録や、電気使用量、温度など、本体なしで管理項目の設定が可能。
USBとLAN環境の両方に対応。パソコンで作った設定データはUSBを使って本体へ、またLAN環境に接続された遠隔地にあるデータロガーライトに対しては、LAN経由で転送が可能。スタンドアローンでも、設定・確認などが、効率よくスムーズに変更できる。
ACフリー対応、シリアル通信(RS232C、RS485)を内蔵しており、通信カセットは不要。操作電源はAC100~240Vに対応。さらに、DS24V0・2Aの外部電源も備え、無線機器などとの接続も可能。主な用途は、ビル・店舗の省エネ、食品関連の温度管理、工場の生産ライン稼働管理など。