竹中システム機器 207万画素CCD採用 フルフレームシャタカメラ発売

各種工業用ビデオカメラメーカーの竹中システム機器(京都市山科区大塚野溝町86―66、〓075―593―9300、瀬戸康雄社長)は、207万画素、60フレーム/秒のフルフレームシャッタカメラ「FC2600CL」=写真=を発売した。標準価格34万円(レンズ別)。年間販売目標は500台。

撮像素子に3分の2インチ光学サイズのCCD撮像素子を採用。ビデオ出力は、新しい産業用デジタルカメラインターフェースの統一規格「カメラリンク(Camera
Link)」に適合。4つの出力ポートを使用することで、全画素を62・7フレーム/秒の高速度で読み出すことができる。

ビデオ信号はプログレッシブ走査で出力し、内外のフレームグラバーメーカー各社のカメラリンク規格対応製品に接続できる。

映像信号は10または8ビット、カメラリンクデジタル出力。CCD出力は、QUAD出力/DUAL出力/SINGLE出力の切替えが可能である。QUAD/DUAL動作設定時に、上下左右/左右の映像差を低減する補正機能を内蔵している。プログレッシブ走査による全画素読み出しを行うので、電子シャッタ動作においても垂直解像度が低下しない。従来機種同様、連続シャッタモード、ランダムシャッタモードなど多彩なシャッタ動作が可能。

主な用途は、高速の電子シャッタ画像処理の入力機器、外観検査機器用途、ITS(高度道路交通システム)用入力機器、そのほかコンピュータと接続して行う画像処理用途などに適している。

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