3.3.2
応用部FBの設計
次に、機能の階層構造の中間層に当たる応用部の設計を行う。
この応用部は、3.3.1において設計した基本部の小機能(搬送ユニット制御、分岐・合流モード制御)をグループ化して、運転方案を構成する要素である“分岐"機能及び“合流"機能にする。
中間階層に位置する応用部のFBのインタフェースを設計する場合、その内部の基本部FBで用いる外部I/O信号は、応用部FBの入力ピンまたは出力ピンを介して応用部FBの外側から受け渡すとよい。こうすることで、H/W構成の変更に伴って外部I/O信号の物理アドレス(I/Oアドレス)が変更になった場合でも、この応用部FB及び基本部FB両方の中身を変更する必要がなく、FBの流用性が高まる。
例えば、“分岐"機能の内部で用いる外部I/O信号には、表5に示すものがある。