東芝は新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募した「蓄電複合システム化技術開発」に、スマートグリッド関連の研究開発で3件が対象事業として採択された。
採択されたのは、「需要側蓄電システムの統合化技術開発」「系統協調デマンドサイド蓄電池システムの研究開発」「リチウムイオン電池システムインターフェース標準化・海外展開の研究開発」。
このうち、「需要側蓄電システムの統合化技術開発」は、同社単独事業で、8月11日に横浜市から経済産業省に提出された「横浜スマートシティプロジェクト」(YSCP)のマスタープランを実施する関連提案と連携し、横浜市実証グループとして体制を整備していく。
具体的には、「中小規模店舗用蓄電池システム」「蓄電池応用ビルエネルギーマネジメントシステム」「コミュニティ需給調整用蓄電池システム」の各利用状況において、蓄電池を用いる装置・システムとして、共通のインタフェースを備えながら、それぞれに応じた機能を持つ蓄電池システムを開発するとともに、システムの統合運用方法を検証する。