横河電機は、調節計「UTAdvanced(ユーティーアドバンスト)シリーズ」の新製品として、プログラム調節計「UP55A」(価格10万円から)/「UP35A」(同4万5000円から)、デジタル指示警報計「UM33A」(同4万円から)=写真=の3機種の販売を開始した。UTAdvancedシリーズ合わせて2010年度10万台、11年度12万台の販売を計画。
プログラム調節計「UP55A」/「UP35A」は、オープン通信ネットワークのPROFIBUS―DPとCC―Linkに対応しており、PLCと調節計をいっしょに装置に組み込んだ時に、簡単に通信接続ができる。
また、プログラムパターン設定をPLCから通信経由で高速に処理できる。サイズはDIN96ミリ角で奥行きは65ミリ、
一方、デジタル指示警報計「UM33A」は、警報出力点数と画面表示点数が、従来製品比2倍の各8点になっている。
また、専用のソフトウェアを用いることで、前面のキーで機器ごとにパラメータを入力しなくても簡単に警報設定値などの数値を設定可能。サイズはDIN96×48角で奥行きは65ミリ。
UTAdvancedシリーズは、プログラミング言語としてエンジニアの認知度が高いラダー言語によるシーケンス制御機能を標準搭載した調節計として、09年に発売した。
すでにデジタル指示調節計UT55A、UT52A、UT35A、UT32Aを発売済みで、今回追加発売「UP55A」「UP35A」「UM33A」の市場投入で、UTAdvancedシリーズのラインアップが完成した。