山武は、工場内のエア使用量の可視化を促進するエア管理用メータ「MCF」に、電池駆動タイプ=写真=を2日から販売開始した。
価格は3万5000~8万円(本体、電池ボックス、U字ボルト、接続コード)。初年度1000台の販売を計画。
今回、新たに電池駆動タイプのエア流量計を追加、工場内の設置用電源の供給を行うことが困難なエリアでも「エア流量計を設置して省エネ対策を行いたい」というユーザーの課題に応えた。
MCFの電池駆動タイプは、単3乾電池4本で約3年間使用でき、電源工事が不要なため、配線設置工事費用の削減などトータルコストの削減が可能になる。
また、防水構造はIECのIP65の防塵・防水保護構造に適合し、洗浄機付近などの水周り周辺にも設置できる。
さらに、拡張レンジ機能を装備した50対1の広い計測範囲(最大/最小計測範囲の比率)により、エア漏れの把握が可能となっている。
MCFは、空気・窒素専用の質量流量計として、工場内におけるコンプレッサの省エネルギーを目的に、エアの漏れ量や使用量を計測し、どこでどれだけエアを使用しているのか、可視化を行うためのツールとして使われている。
同社では、最初のステップとして簡単に導入しやすいように工夫して開発した。