パナソニック電工 省エネで給電容量拡大POEスイッチングハブ発売

パナソニック電工の100%出資連結会社パナソニック電工ネットワークス(本社東京都港区、村瀬耕太郎社長)は、省エネ法のトップランナー基準をクリアする低消費電力化と、電力供給量のアップとファンレスによる静音の両立を実現したタップ型PoEスイッチングハブ「Switch―S8PWR」=写真=を10月1日から発売する。小売価格6万5000円。11年度の販売目標は約5000台。

09年7月1日に施行された省エネ法では、エネルギーを大量に消費する機器として、スイッチング機器(スイッチングハブ)が新たに指定された。

同法では、商品化されている製品のうちエネルギー消費効率が最も優れた機器の性能をトップランナー基準として定め、メーカーなどに基準の達成を義務付けている。

新製品は、電源部に必要な電力を効率良く供給する最適化設計と、低消費電力タイプのスイッチングICの採用で、このトップランナー基準をクリア。

PoE(Power
over
Ethernetの略。LANケーブルを使いネットワーク機器が動作するのに必要な電力を供給するための技術)の給電容量のアップと、ファンレスによる静音との両立を実現した。小型で静かな上、給電容量の向上で多機能化するIP電話にも接続が可能となり、事務所内の設置に適する。

また、省電力モード機能により、各ポートの接続状態を自動的に検知。機器が接続されていないポートの電力消費を抑制させることで、運用レベルの消費電力を削減する。

さらに、LEDランプを強制的に消灯するECOモードLED機能を搭載。各ポートの通信状態確認が必要な時のみ点灯・点滅でき、消費電力の削減が図れる(特許申請中)。

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