オータックス社長に富田周敬副社長が昇格飯塚庄平社長は会長に就任

オータックス(横浜市港北区新羽町1215、Tel045―543―5621)は、10月1日付けで飯塚庄平社長が代表取締役会長に就任し、富田周敬副社長が代表取締役社長に昇格する。経営の若返りが狙い。

新社長に就任する富田副社長は、1995年に同社入社以来、同社の中国での生産拠点である欧達可電子(中国オータックス)の責任者として生産の立ち上げに大きな力を発揮し、同社のグローバルな展開に貢献した。

会長に就任する飯塚社長は、74年の同社創業以来、専務・社長として36年間にわたって経営にあたってきたが、今年9月で71歳となったことから、富田副社長にバトンタッチする。

富田新社長は「飯塚社長の力を借りながら、人間的な信頼性を確立していくとともに、3000人余りの社員と一心同体でコミュニケーションを図りながら、会社の方針を進めていきたい」と抱負を語っている。

また、飯塚社長は「5年ごとに社長交代時期を考えながら経営してきたが、70歳を超えたことで最後の交代時期と判断した」と述べ、「富田新社長は誠実さと決断力に富んでいる」と社長に選んだ理由を示した。

富田新社長の略歴は次の通り。

富田周敬氏(とみた・しゅうけい)=1964年2月5日生まれ。46歳。93年3月上智大学経済学部卒業後、みすず精工を経て95年7月同社入社。00年9月欧達可電子(深圳)総経理、04年6月取締役就任。08年12月欧達可電子(深圳)董事長、09年6月副社長。中国・北京市出身。

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