安川電機が発売しているマシンコントローラの累計出荷台数がこのほど10万台を突破した。
同社は1997年に、「モーションとシーケンスの融合」をキーワードにオールインワンタイプコントローラMP930を「マシンコントローラMPシリーズ」として販売を開始した。9年後の06年に5万台を突破したが、それから4年で10万台に達した。
シリーズもMP900シリーズ、MP2000シリーズ、さらにはネットワークの高速・高機能化の要求に対応し、高速モーションネットワーク「MECHATROLINK―III」に対応した製品を08、09年に投入している。
マシンコントローラはPLCと異なり、サーボやインバータなどのドライブ製品の駆動を制御するのに最適なことから、装置制御の用途への拡大が進んでいる。
また、海外での採用も増えている。同社では強みであるグローバルの販売・サービス体制とも合わせながら、さらなる拡販を進める方針。