山武は、工業用燃焼炉の安全を構築するソリューション機器の充実と販売サポート体制を強化する。
機械安全/リスクアセスメントなどのJIS化や労働安全衛生法の改正によりリスクアセスメント努力義務(28条の2)が設備メーカーおよびユーザーに要求され、また、2008年に機械安全をベースとした「工業用燃焼炉の安全通則JIS
B
8415」の改正により、工業炉における安全構築において、工業炉を設計・製造するメーカーや使用するユーザーによるリスクアセスメントの実施や改正JISへの対応が進められている。
工業炉などでも、生産現場における火災・事故等を防止するために、様々な対策が講じられ、爆発や火災リスク低減のために、燃焼設備の安全構築が行われている。バーナ、配管周りの燃焼安全設計、機器の選定や運転方法、さらには、設備の安全要求や設備仕様に合わせて正しい機器選定も重要となっている。
同社ではこうした背景を基に、計装相談や具体的な計装構築をサポートするために、燃焼設備の計装エンジニアリングサービスの拡充を図っている。燃焼安全回路設計・構築の課題解決に貢献する燃焼安全制御機器RXシリーズや、配管まわりの課題解決に貢献するガス電磁弁(GV―Cシリーズ)なども販売開始。
こうした一連の施策により、正しい機器の選定、燃焼安全機器のメンテナンス、計装サポートを含めた支援体制を構築し、燃焼安全の構築をトータルサポートできるソリューションビジネスを進めていく方針。